星亨(ほしとおる)、後藤象二郎(ごとうしょうじろう)です。
自由民運動の激化により板垣退助の自由党は解党、立憲改進党は大隈重信らの脱党により勢いが衰えます。
明治6年の政変以降、反政府運動として高まりをみせた自由民権運動は、政府の弾圧と活動の激化により衰退期を迎えていました。
しかし、国会開設が近づくと再び運動が再燃します。そのきっかけをつくった人物が星亨です。
旧自由党員の星は分裂していた民権諸派に「小異を捨て団結する」ことの必要性を説き、これに応じた後藤象二郎らの活動により再び運動が盛り上がりをみせることなったのです。