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フォークロックの夜明け、ザ.バーズ/ミスター.タンブリンマン

ザ.バーズ/ミスター.タンブリンマン

1965年6/5付全米ビルボードチャートにおいて、ザ.バーズのファーストシングル"ミスター.タンブリンマン"は、1位に輝くという快挙を達成し華々しいデビューを飾りました。


その勢いに乗り、直後に発表されたアルバムが本作「Mr.Tambourine Man」で、いわゆるフォークロック創成期の夜明けを飾った歴史的名盤として、今日まで語り継がれている1枚です。


まったくの余談ですが、"ミスター.タンブリンマン"は現在「タモリ倶楽部」で、タモリさんのテーマ曲となっており、番組内でタモリさんが何かに挑戦するたびに"♪Hey Mr タ~モリ~♪"といちいち流れるため、若い洋楽リスナーの方でも耳馴染みの曲かもしれません...


さて、このデビューアルバムには"MrTambourine Man","Spanish Harlem","All I Really Want Do","Chimes Of Freedom"と、4曲ものボブ.ディランナンバーが取り上げられており、いかにバーズのメンバーがディランのフォロワーであったという事がうかがえますが、ポップという言葉とは無縁であった頃のディラン作品を、心地よい12弦ギターの音色にのせて、馴染みやすいフォーク
ロックサウンド仕立てにアレンジし、世に広めたという功績はかなり大きいと言えるでしょう。


ボブ.ディラン作以外のオリジナルナンバーは、思いっきりビートルズの影響を受けていると思われる楽曲が大半を占めていますが、これはある意味第1次ブリティッシュインベージョンに対するアメリカンロックの解答か? とも考えられるような気がします。


この中では、ジーン.クラーク作のポップなロックチューン"I'll Feel A Whole Lot Better"がずば抜けていいですね~!!初期のByrdsらしさを体感できるオススメの1曲です。


そのバーズのメンバーは、リーダーのJim McGuinn(12.Strings G,Vo)Gene Clark(Vo),David Crosby (G,Vo)の3人はそれぞれソロでのフォークシンガーとしての経歴を持ち、Chris Hillman (Bs,Vo)は、ブルーグラスバンドでのマンドリンプレーヤー出身、さらにMike Clark(Ds)に至っては単にローリング.ストーンズのブライアン.ジョーンズ似でイケメンだという理由だけで採用された、ほぼド素人同然のドラマーでした(笑)。


そんな彼らでしたので、当然デビュー当初はまだエレクトリック楽器の演奏にかなりの難点があったため、本作のレコーディングにはジム.マッギンの12弦ギター以外の楽器パートはすべてスタジオミュージシャンたちがプレイするという、今でいうアイドルグループの作品と同じような手法で制作されたというから驚きです。


その後もByrdsは、幾度の激しいメンバーチェンジを繰り返しながら、サイケデリックロック、カントリーロックと、次々に訪れるミュージックシーンの変換期において重要な作品群を残していく事となります...。


〈アーティスト〉THE BYRDS / ザ.バーズ

〈アルバム.タイトル〉MR.TAMBOURINE MAN / ミスター.タンブリンマン

〈リリース/レーベル〉1965/COLUMBIA