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1825年に幕府が出した外国船撃退の法令は?

1825年幕府は許可なく日本に近づく外国船に対し砲撃を行う旨の法令を出しました。この法令の名称を答えてください。

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異国船打払令(いこくせんうちはらいれい)もしくは無二念打払令(むにねんうちはらいれい)です。

「二念」は「他の考え」を意味します。よって無二念とは「他の考えはない」つまり、無二念打払令は、「ためらうことなく異国船を攻撃しろ」という意味になります。

日本との通商を求めるロシアはラクスマンレザノフを相次いで派遣し幕府との交渉を行います。

鎖国の原則に従い幕府は通商を拒否しますが、薪水などは状況に応じて対処しました。

1808年長崎港にイギリス船が侵入し対立していたオランダ商館員を人質にとるフェートン号事件が起こります。

この事件では長崎奉行の松平康英や佐賀藩家老などが責任をとり切腹をしています。

1818年にはイギリスのゴルドンが浦賀に来航し通商を求めてきました。

西洋列強の通商要求が日増しに強まる中、幕府において対応策が検討され、中国(清)とオランダ船以外の外国船が許可なく日本に近づいた場合は砲撃を行う「異国船打払令」が発布されました。

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