三奉行とは寺社奉行、町奉行、勘定奉行の総称です。
寺社奉行(じしゃぶぎょう)・・・三奉行の中で最上位の役職です。寺社の管理、関八州以外の訴訟、宗教統制を担当。将軍直属の組織で譜代から選任され定員は4~5名。
町奉行(まちぶぎょう)・・・江戸の行政、司法、警察を担当。老中配下で旗本から選任され定員は2名。南町と北町奉行が月番(1か月交代)で勤務にあたりました。
勘定奉行(かんじょうぶぎょう)・・・天領の租税徴収と訴訟を担当。老中配下で旗本から選任され定員は4名。8代将軍吉宗の享保の改革で公事方(くじがた)と勝手方(かってがた)に分かれました。