土地の質によって1反当たりの見込み生産量が決められます。この1反当たりの生産量を何と呼んでいますか?
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石盛(こくもり)です。
太閤検地では主に土地の面積、土地の質、耕作者名などを調査して検地帳に記載しました。土地は田畑だけでなく屋敷も含まれます。
田畑は質によって上、中、下、下下に分類され、基本となる生産量が決められました。同じ1反でも農作物がよく育ちたくさん収穫できる土地もあれば、収穫量が少ない土地もあるので、不公平が生じないように質も調査されたのです。
太閤検地では、上田は1反につき1石5斗、中田は1反につき1石3斗、下田は1反につき1石1斗と定められ、下下田については役人の判断に任せています。屋敷は原則1石2斗です。この1反当たりの生産量が石盛です。石盛に面積を掛けると石高になります(石盛X面積=石高)