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閉経(へいけい)と女性の病気

今まで毎月来ていた月経の間隔が長くなったり、期間が短くなったり、血の量が少なくなったりしているうちに月経そのものがなくなると閉経です。閉経前後の期間を更年期といいます。


更年期になると卵巣の機能は低下します。排卵が起こらなくなり閉経する原因となります。また、今まで盛んに分泌されていたホルモンが減少します。体を守ってくれていたホルモンが減少することにより、病気に罹りやすい体質になります。


高脂血症はこの時期に起こりやすくなる病気のひとつです。女性ホルモンの一種であるエストロゲンは血液の中の脂質のバランスを保つ働きに関わっています。エストロゲンが減少すると血液中の脂質のバランスは崩れ高脂血症を発症しやすくなる女性が増えるのです。


血液中の脂質が増えると血管が詰まってしまう脳梗塞や動脈硬化などのリスクが高まります。生命の危険のある病気ですからリスクを抑えるためにも注意する必要があるでしょう。


また、更年期を過ぎた女性が気をつけたいのは骨粗鬆症です。骨粗鬆症は骨の内部が空洞化し、ちょっとした衝撃でも骨折しやすくなる骨の病気です。


骨をつくる手伝いをしていた女性ホルモンが少なくなることで、丈夫な骨が作られにくくなることが原因です。閉経後は定期的に骨密度を計り、カルシウムやビタミンDなど骨をつくるための栄養素をしっかりと取るように心がけるとよいでしょう。

月経異常と女性の病気

「春はあけぼの」のフレーズを知っていても、枕草子を読んだことがある方はそう多くはありません。大河ドラマをきっかけに清少納言と枕草子に興味を持つ方が増えると思いますので、3回に分けてお伝えすることにしました。1回目は清少納言の家族と祖先清原氏の話を中心に、枕草子を書くことになったきっかけや「源氏物語」との違い、清少納言と紫式部の関係を特集します。ぜひご覧ください。