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赤ちゃんができないときはまず基礎体温グラフをつけましょう

赤ちゃんが欲しいのに妊娠できない女性は不妊症の可能性があります。この不妊症とは、赤ちゃんができない期間が2年以上続く状態のことを表わす病気で、一般的に、原因が男性にあるか、女性にあるかで、男性不妊症・女性不妊症という分け方がされています。


しかし、近年この不妊症の問題を抱えている女性が増加しています。女性不妊症の治療としては、基礎体温を測って記録していくことで、まず不妊症の原因を調べます。なぜそのことが大切かと言いますと、健康な人の場合、一ヶ月間のうち体温の高い期間と低い期間がきれいに分かれるグラフになります。


一方、ホルモンのバランスが排卵障害や黄体機能不全などの病気によって崩れている人の場合は、体温の高温期と低温期がきれいに分かれることがありません。記録するグラフの形によっては、問題はどこにあるのかを知ることもできます。それで、基礎体温を測って記録することは、不妊症の原因を探る重要なことと言えるのです。


他に、卵管造影という方法を使って不妊症の原因を探ることもあります。卵巣から排卵された卵子が子宮へ行くための卵管で詰まっていないか、あるいは卵管に癒着していないかを調べます。もし、卵管が詰まっていることがわかると、通水や通気という処置が施され卵管の詰まりを解消します。


女性の不妊症の原因として、さらにどんなこと挙げることができるでしょうか。腫瘍、炎症、卵管・着床・排卵の障害、性器異常といったことも考えられます。今回は、女性に原因がある女性不妊症を考えましたが、冒頭で触れた通り、男性不妊症の場合もありますし、赤ちゃんができない状態が2年未満であっても続くようであれば、産婦人科へ夫婦一緒に行って相談することをおすすめします。

基礎体温測り方

「春はあけぼの」のフレーズを知っていても、枕草子を読んだことがある方はそう多くはありません。大河ドラマをきっかけに清少納言と枕草子に興味を持つ方が増えると思いますので、3回に分けてお伝えすることにしました。1回目は清少納言の家族と祖先清原氏の話を中心に、枕草子を書くことになったきっかけや「源氏物語」との違い、清少納言と紫式部の関係を特集します。ぜひご覧ください。