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什の掟(じゅうのおきて) ならぬことはならぬものです

会津藩士の子弟は10歳になると藩校「日新館」に入ることが義務づけられていました。では、10歳までは自由に遊べるのかというとそうではありません。


6歳になると「什(じゅう)」と呼ばれるグループに入ります。什は町内にいる6歳ー9歳の子弟の集まりで9歳の什長を中心とした10人前後で構成されます。


什の活動は毎日午後から始まります。当番の家に集まり什長が「什の掟」を話し「ならぬことはならぬものです」で締めくくります。


什長が「什の掟」に違反した者はいないかと訪ね、違反した者がいると罰を与えるのです。


みんなの前で謝る軽い罰から、仲間はずれにする重い罰までありました。仲間はずれにされると、違反した者の父兄が什長にお詫びをしなければ許されませんでした。


これらの日課が終了するとあとの時間はみんなで遊びました。夕方、什長が解散を宣言すると家に帰り1日が終わります。


会津藩士の子弟は、什の活動をつうじて年長者に対する礼儀や集団での行動、団結力を身に付けていったのです。


◆什の掟
一、年長者の言ふことに背いてはなりませぬ
二、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
三、虚言を言ふ事はなりませぬ
四、卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ
五、弱い者をいぢめてはなりませぬ
六、戸外で物を食べてはなりませぬ
七、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ

ならぬことはならぬものです

「春はあけぼの」のフレーズを知っていても、枕草子を読んだことがある方はそう多くはありません。大河ドラマをきっかけに清少納言と枕草子に興味を持つ方が増えると思いますので、3回に分けてお伝えすることにしました。1回目は清少納言の家族と祖先清原氏の話を中心に、枕草子を書くことになったきっかけや「源氏物語」との違い、清少納言と紫式部の関係を特集します。ぜひご覧ください。