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第一次吉田内閣で決定した石炭・鉄鋼を重視する経済政策は?

有沢広巳(ありさわひろみ)が提唱した鉄鋼・石炭を重視する経済政策の名称を答えてください。

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傾斜生産方式(けいしゃせいさんほうしき)です。

戦後の日本では物資が不足し生産能力が著しく低下していました。経済的危機の中、東大教授で経済学者の有沢広巳は石炭・鉄鋼の生産拡大に重点をおくことを提唱します。

これを傾斜生産方式と呼んでいます。傾斜は重点をおくという意味。傾斜生産方式は第一次吉田内閣で閣議決定され、次の片山内閣でも継続実施されました。

1947年1月政府が設立した復興金融金庫(ふっこうきんゆうきんこ)が、石炭業や鉄鋼業に集中的な融資を行ったことで生産量があがり一定の効果はありました。しかし、赤字財政の中、積極的な融資を行うため日本銀行券を増発したことでインフレを引き起こします。(復金インフレ)。

金融緊急措置令により一時的に抑制されていたインフレが傾斜生産方式によって再び誘発されたのです。