満州事変（まんしゅうじへん）です。

日本の関東軍は1931年に柳条湖事件を起こして満州の武力制圧戦を開始すると、翌年には満州全域を占領し満州国を建国しました。

軍事行動を受けた中国の国民政府は国際連盟に提訴します。

国際連盟はリットン調査団を派遣し日本の満州からの撤退を勧告しますが、兵力を増援した日本は熱河省（ねっかしょう）にも進行し占領すると1933年3月国際連盟を脱退しました。

日本は中国の国民政府と交渉を行い5月に塘沽 (タンクー) 停戦協定を結びます。この協定により国民政府は日本の満州と熱河省支配を黙認したのです。