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足利義政の正室で将軍継嗣問題を起こし幕政に介入した人物は?

8代将軍足利義政の正室となり嫡男義尚を産むも、義政の弟義視と将軍職をめぐり対立し、争乱の原因ともなった人物は誰でしょう?

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日野富子(ひのとみこ)です。日野家は3代将軍義満以降将軍の正室を出す家柄でした。義政と富子には男子が生まれなかったため、義政の弟 義視を跡継ぎに指名します。その後、富子が義尚を出産したため将軍継嗣問題が起こり、畠山家や斯波家の家督争いも絡み応仁の乱の要因となったのです。義政が政治に興味を失うと、富子は御台所として政治に介入し、関銭の徴収や高利貸しを行い蓄財に励みます。重い税に苦しむ民衆は徳政一揆を起こし世の中は乱れます。応仁の乱の要因を作り、政治への介入や過剰なまでの蓄財を行ったことから、後世悪女と呼ばれました。

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