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1872年の布告がきっかけとなり各地で一揆が多発します。この布告と一揆の名称は?

1872年明治政府が国民に兵役の義務を課すことを布告すると、これに反対する一揆が各地で起こりました。この布告と一揆の名称を答えてください。

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徴兵告諭(ちょうへいこくゆ)と血税一揆(けつぜいいっき)です。

江戸時代は諸藩がそれぞれ軍隊を組織して藩士(武士)がその任にあたっていました。、1871年の廃藩置県により藩が廃止されると、国を防衛するための新たな軍隊が必要になります。

富国強兵を目指す明治政府は、士族(武士)中心の軍隊ではなく、広く国民から兵を集める徴兵制へと舵を切りました。

1872年徴兵告諭を布告して国民に徴兵制導入の方針を伝えると、これに反対する農民などが各地で一揆を起こします。

徴兵告諭の文中に「西洋人は兵役のことを血税と呼んでいる。自分の血で国に奉仕することを意味する」との記載があったことから、この一揆を血税一揆といいます。

翌年に徴兵令が制定され、満20歳以上の男子に兵役の義務が課されました。

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