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718年に成立した律令の注釈書は?

718年に成立した律令には注釈書が存在します。その注釈書2つを答えてください。

答えはこちら

令義解(りょうのぎげ)と令集解(りょうのしゅうげ)です。

注釈書とは内容をわかりやすく説明した解説書です。

令義解は、清原夏野(きよはらのなつの)を中心に編纂された官選の注釈書(国が作成した解説書)で833年に完成しました。全10巻でほぼ現存。

令集解は、惟宗直本(これむねのなおもと)が編纂した私選の注釈書(個人が作成した解説書)で9世紀中頃に完成しました。全50巻で現存しているのは35巻。

718年に成立した養老律令は、律は一部現存、令は現存していません。しかし、令義解と令集解が現存しているので、令のほぼすべての内容を知ることができます。

また、養老律令は701年に制定された大宝律令の修正版と考えられているので、現存していない大宝律令の内容も推測することができます。

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