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2025.07.29

吉野家初の麺メニュー「牛玉スタミナまぜそば」は美味しい!まずい?実食レビュー

吉野家が126年の歴史で初めて挑戦した麺メニュー「牛玉スタミナまぜそば」を実際に食べてきました。期間限定で登場したこの新商品は、魚介系出汁の特製たれと、にんにくマシマシだれの2種類のたれで段階的な味変が楽しめる冷製仕立ての一品です。ネット上の評判では美味しい、まずい!両方の声がありますが、店舗とテイクアウトの両方で実食した正直なレビューをお届けします。果たして牛丼一筋の吉野家が作る初の麺料理の味は?

-・- 目次 -・-
  • 『牛玉スタミナまぜそば』とは?
    • 吉野家初の麺メニュー
    • 価格・カロリー・販売期間
    • 商品の構成と特徴
  • 『牛玉スタミナまぜそば』実食レビュー
    • 1回目:店舗で実食
    • 2回目:テイクアウトで実食
  • ネット上の評判と他メニューとの比較
    • 口コミ調査:賛否両論の声
    • 牛丼や専門店との価格・品質比較
  • 総合評価とおすすめの食べ方
    • 正直な評価
    • より美味しく食べるカスタマイズ
    • 期間限定なので気になる人は早めに

吉野家初の麺メニュー「牛玉スタミナまぜそば」は美味しい!まずい?実食レビュー 撮影:junk-word.com
吉野家初の麺メニュー「牛玉スタミナまぜそば」撮影:junk-word.com

『牛玉スタミナまぜそば』とは?

吉野家初の麺メニュー

吉野家といえば、私にとっては学生時代にアルバイトをしていた思い出の場所。今でも月に2~3回は利用していて、「牛丼」「カレー」「タルタル南蛮から揚げ丼」は定番のメニューです。時には「鰻重」を楽しむこともあります。

そんな吉野家から、なんと126年の歴史で初となる麺メニューが登場しました。その名も「牛玉スタミナまぜそば!」これは試さずにはいられません。

近年、吉野家もメニューの幅を広げていますが、正直、松屋と比べるとまだ物足りなさを感じることも。だからこそ、"牛丼一筋"のイメージが強い吉野家が、どんな麺料理を作り上げたのか、とても気になります。

麺がのびてしまうのは嫌なので、今回はテイクアウトではなく、店舗での実食を選びました!

価格・カロリー・販売期間

牛玉スタミナまぜそばの基本データをまとめると以下の通りです。2025年7月4日から8月末までの期間限定販売で、吉野家の夏の目玉商品として位置づけられています。

項目 詳細
店内価格 税込767円
テイクアウト価格 税込753円
カロリー 710kcal
販売期間 2025年7月4日~8月末
卵の選択 生卵または半熟卵

価格設定は牛丼並盛(498円)と比較すると約200円高めですが、ラーメン店の相場を考えると700円台という価格は十分にリーズナブルです。カロリーは710kcalと、牛丼並盛(633kcal)よりも少し高い数値になっています。

商品の構成と特徴

牛玉スタミナまぜそばは、吉野家らしい工夫が随所に見られる構成となっていて、麺の上には以下の具材がトッピングされています。

  1. 吉野家特製たれで煮込んだ牛肉と玉ねぎ
  2. シャキシャキの青ねぎ
  3. 食感のアクセントとなる天かす
  4. 選択制の卵(生卵または半熟卵)

特徴的なのは2種類のたれです。

麺には最初から「特製香味つゆ」がかけられており、煮干しや鰹節などの魚介出汁の風味が広がります。つけ麺のスープのような深みのある香りが印象的です。

さらに、別容器で提供される「にんにくマシマシだれ」は、にんにくの風味がガツンと効いた濃厚なたれ。赤みがかった色合いやピリ辛の味わいから、唐辛子のようなスパイスが加えられていると推測されます。量を調整することで、自分好みの"味変"を楽しめるのも魅力です。

また、暑い季節でも食べやすいよう"冷製仕立て"で提供されるのもポイント。ただし、麺やたれは冷たすぎず、常温に近い温度で提供されるため、食べやすさと満足感のバランスが取れています。

『牛玉スタミナまぜそば』実食レビュー

1回目:店舗で実食

初回は卵を半熟で注文しました。提供された牛玉スタミナまぜそばは、想像以上に彩り豊かで食欲をそそる見た目でした。半熟卵とにんにくマシマシだれが別容器になっているのも、温度管理や味の調整を考えた親切な配慮だと感じました。

まずは特製たれがかかった麺と青ねぎだけで味見!和風出汁の香りと味、青ネギのシャキシャキ感で、これだけでも十分に美味しく感じられました。魚介系の出汁が効いたたれは、吉野家の新しい可能性を感じる瞬間でした。

吉野家の牛玉スタミナまぜそば店舗用 にんにくマシマシだれと半熟卵は別容器 撮影:junk-word.com
吉野家の牛玉スタミナまぜそば店舗用 にんにくマシマシだれと半熟卵は別容器 撮影:junk-word.com

次に半熟卵を崩して麺と混ぜ合わせると、濃厚な黄身の旨味が加わり、まろやかで深みのある味わいに変化しました。この時点で既に十分な満足感を得られましたが、さらに牛肉をひと口食べると、いつもの吉野家らしい安定した美味しさが口の中に広がりました。

最後ににんにくマシマシだれを投入!劇的な味変が起こります。にんにくとピリ辛の刺激が加わり、さっぱりとした味わいからスタミナ料理らしいパンチのある味へと変身。この変化こそが、この商品の最大の魅力だと感じました。

吉野家の牛玉スタミナまぜそば 店舗では特製たれ(香味つゆ)がかけられた状態で提供される 撮影:junk-word.com
店舗では特製たれ(香味つゆ)がかけられた状態で提供される 撮影:junk-word.com

2回目:テイクアウトで実食

翌週、2回目はテイクアウトで注文してみました。テイクアウト版では、店舗で最初から麺にかかっていた特製たれ(香味つゆ)も別容器で提供される工夫がされています。これにより麺がたれを吸い過ぎることなく、店舗と同様の食感を保つことができました。

吉野家の「牛玉スタミナまぜそば」テイクアウト用 特製たれ(香味つゆ)が別容器 撮影:junk-word.com
牛玉スタミナまぜそば テイクアウト用 特製たれ(香味つゆ)が別容器 撮影:junk-word.com

自宅で食べる際も、店舗と同じような段階的な味の変化を楽しむことができ、味の劣化も感じられませんでした。むしろ、自分のペースでゆっくりと味わえる分、各段階の変化をより詳細に感じることができたように思います。

吉野家の「牛玉スタミナまぜそば」テイクアウト用 魚介系の香りが食欲をそそる特製たれを麺にかける 撮影:junk-word.com
魚介系の香りが食欲をそそる特製たれを麺にかける 撮影:junk-word.com

ネット上の評判と他メニューとの比較

口コミ調査:賛否両論の声

インターネット上での牛玉スタミナまぜそばのレビューを調査したところ、評価は二分されている印象です。好意的な評価では「専門店に負けないクオリティ」「700円台でこの完成度は驚き」という声が多く見られました。

一方で批判的な意見としては「味が平坦で物足りない」「冷たい麺と牛肉の組み合わせに違和感がある」「にんにくマシマシだれが塩辛すぎる」といった指摘もありました。特に濃厚な味を期待していた人からは、さっぱり系の味わいに対する物足りなさの声が目立ちました。

中立的な評価では「さっぱり系を求める人には期待通り」「ガツン系を期待すると期待値とのギャップがある」という分析が多く、商品の特性を理解した上での評価が見受けられました。発売から2週間で100万食を突破したという実績を見ると、話題性と合わせて一定の支持は得られているようです。

牛丼や専門店との価格・品質比較

牛丼並盛(498円)と比較すると、牛玉スタミナまぜそば(767円)は約270円の価格差があります。しかし、麺料理としての工程の複雑さや、2種類のたれシステムを考慮すると、この価格差は妥当な範囲と言えるでしょう。

一般的なまぜそば専門店と比較すると、専門店では800円〜1200円程度が相場となっているため、吉野家の700円台という価格設定は十分に競争力があります。品質面でも、出汁の効いたやさしい味わいは専門店に引けを取らないレベルだと感じました。

ただし、まぜそば専門店のような濃厚さや個性的な味わいを求める場合は、やや物足りなさを感じる可能性があります。吉野家らしい「毎日食べても飽きない」を重視した味作りが、ここでも貫かれているようです。

総合評価とおすすめの食べ方

正直な評価

その後もテイクアウトで1回食べました。牛玉スタミナまぜそばは「期待以上の完成度」です。初の麺メニューとしては十分に及第点を与えられる品質で、夏の暑い時期にさっぱりと食べられる商品として成功していると思います。

良かった点として、段階的な味の変化を楽しめる仕組みや、魚介系出汁の味わい、そして何より吉野家らしい安定した品質が挙げられます。また、牛肉も予想以上に入っていて、冷製仕立てながら物足りなさを感じさせない満足感も評価できるポイントです。

一方で、まぜそば専門店と比較すると、やはりインパクトの面では劣る部分があります。また、にんにくマシマシだれの塩分濃度については、人によって好みが分かれるかもしれません。全体的には、新しい挑戦としては十分に評価できる内容だと感じています。

吉野家の「牛玉スタミナまぜそば」テイクアウトでも店舗と同じクオリティを味わうことができる 撮影:junk-word.com
吉野家の「牛玉スタミナまぜそば」テイクアウトでも店舗と同じクオリティを味わうことができる 撮影:junk-word.com

より美味しく食べるカスタマイズ

牛玉スタミナまぜそばをより美味しく楽しむためのコツをいくつかご紹介します。まず、にんにくマシマシだれの調整が重要です。一度に全量を投入せず、まずは半分程度から始めて、自分の好みに合わせて調整することをおすすめします。

卓上の紅生姜を適量加えると、さっぱり感がさらに増して食べやすくなります。また、吉野家のサイドメニューでカスタマイズも楽しめます。

  • キムチ:シャキシャキ食感と辛味でパンチ力アップ
  • ねぎラー油:香りと辛味で深みのある味わいに
  • 肉だく(牛小鉢):ボリューム感と満足度向上
  • とろろ:まろやかさと栄養価をプラス
  • から揚げ:がっつり食べたい人は単品でいくつでも!
  • ご飯:ご飯がないと物足りない方は単品で注文できます
  • ビール:暑い日にビールとまぜそば!グビグビ 最高かよ!

食べる順序としては、まず基本の状態で味わい、次に卵を混ぜ、最後ににんにくマシマシだれで味変するという段階的な楽しみ方がおすすめです。まぜそばなので、最初から全部まぜてもいいのですが、味の変化を加えることでこの商品をより楽しむことができます。

期間限定なので気になる人は早めに

「牛玉スタミナまぜそば」は、こんな方に特におすすめです。

新しいメニューに目がない方、夏場にさっぱりとした麺料理を楽しみたい方、そして吉野家の新たな挑戦を応援したい方、そんな方にはぜひ一度、味わっていただきたい一品です。

一方で、濃厚な味やパンチのあるボリューム感を求める方には、少し物足りなく感じるかもしれません。それでもやはり、吉野家が126年の歴史で初めて手がけた麺メニューとして、一度は体験してみる価値があると思います。

販売は8月末までの期間限定。もしかすると、反響によってはレギュラーメニュー化もあるかもしれません。気になる方は、ぜひ今のうちに試してみてください。吉野家の"次なる一手"にも期待が高まります!

吉野家「牛玉スタミナまぜそば」レビューのまとめ

  • 吉野家126年の歴史で初となる麺メニューが登場
  • 2025年7月4日~8月末までの期間限定販売
  • 店内767円、テイクアウト753円でカロリーは710kcal
  • 魚介系出汁の特製たれと冷製仕立てが特徴
  • 牛肉、青ねぎ、天かす、卵がトッピング
  • にんにくマシマシだれで段階的な味変が楽しめる
  • 店舗とテイクアウト両方で安定した品質を確認
  • ネット上では賛否両論、さっぱり系を評価する声
  • 専門店相場と比較して700円台は競争力のある価格
  • 初の麺メニューとしては期待以上の完成度
  • 紅生姜やキムチなどでカスタマイズ可能
  • 新しいもの好きや夏のさっぱり系を求める人におすすめ
  • 期間限定のため気になる人はお早めに!