メープルとバターの絶妙なハーモニー
サクサク食感のプチ幸せ
パッケージを開けると、ひよこの形をした愛らしいサブレーが整然と並んでいます。一つひとつが丁寧に焼き上げられ、淡い黄金色が食欲をそそります。桜どら焼の和風テイストとは対照的な、洋風の香りが漂ってきました。
さっそく一枚手に取ってみると、しっかりとした硬さと軽やかさを同時に感じます。一口かじった瞬間、「サクッ」という心地よい音とともに、口の中いっぱいにメープルの香りが広がりました。
桜どら焼のしっとり感とは対照的な、このサクサク感。それでいてしつこくなく、サブレー特有のほろほろとした食感も楽しめます。
味わいで特に印象的だったのは、カナダ産メープルシロップの豊かな風味と、国産生乳100%から作られたというフレッシュバターの味わいの調和です。甘すぎず、でも確かにメープルの風味が感じられる絶妙なバランス。
「甘いメープルの風味とバターの風味が重なる深い味わい」というパッケージの説明に納得です。確かに一枚食べただけでは物足りなくなる、そんな魅力があります。
価格と手に入れやすさ
価格は5枚入りで575円(税別)、10枚入りで1,071円(税別)。桜どら焼に比べると少しリーズナブルなので、日常のちょっとした贅沢にぴったりだと思います。
期間限定ではないようなので、いつでも購入できるのも嬉しいポイント。季節限定の桜どら焼と違って、定番商品として長く愛されているのも納得の味わいです。
「ひよこの桜どら焼」を味わう
桜餡の繊細な味わい
パッケージを開けると、ほのかに漂う桜の香り。見た目も春らしい淡いピンク色の餡が、食べる前から期待を高めてくれます。一つ一つが丁寧に包装されていて、贈り物として渡すのもぴったりだと思いました。
初めて口にした瞬間、驚いたのはどら焼きの生地のふわふわ感です。市販のどら焼きによくある少し硬めの食感ではなく、しっとりとしながらも弾力のある生地が、とても上品な印象でした。
新鮮な赤玉もみじ玉子と厳選された小麦粉を使っているとのことですが、その違いは一口で感じられました。生地だけでも十分美味しいと思える質の高さです。
そして何より印象的だったのは桜餡の風味。刻んだ桜葉を白餡に練り込んであるとのことで、あんこ特有の強い甘さではなく、上品で繊細な味わいでした。桜の風味がほんのりと香り、それでいて主張しすぎない絶妙なバランス。
日本茶と合わせて楽しんでみると、さらに桜の風味が引き立ちます。ほうじ茶との相性が特に良く、茶葉の香ばしさと桜の香りが見事に調和していました。
ゆっくりとお茶を飲みながら少しずつ味わうのが、この桜どら焼きの魅力を最大限に引き出すコツだと思います。
価格は5個入りで981円(税別)ですが、この季節限定の特別感を考えると、十分に納得できる価値があります。
日本の和菓子の繊細さと季節感を改めて感じさせてくれる一品で、桜の季節に一度は味わってみる価値があると思います。来年の春も楽しみにしたいお菓子です。
桜どら焼との対比を楽しむ
同じ日に桜どら焼とメープルサブレーを楽しむという贅沢。どちらも季節感のある美味しさですが、その対比が面白いのです。
桜どら焼は日本の春を感じさせる和の味わい。そして、メープルサブレーはカナダの大自然を思わせる洋の味わい。
和菓子と洋菓子、しっとりとサクサク、桜とメープル。この対比を意識しながら味わうと、それぞれの良さがより際立って感じられました。
ひよ子の歴史を感じる
このメープルサブレーは2020年3月20日「サ(3)ブ(2)レー(0)の日」を記念して登場した商品で、元々の「ひよ子サブレー」は昭和58年から続く歴史ある商品だとわかりました。
長い歴史の中で培われた技術があってこその美味しさなのでしょう。独自ブレンドの小麦粉を使用しているそうです。
「桜どら焼」と「メープルサブレー」という、和と洋の対比を楽しむひよ子のお菓子巡り。どちらも個性的でありながら、上品な甘さと確かな技術を感じさせる逸品でした。
季節限定の桜どら焼は今しか味わえない特別感があり、メープルサブレーはいつでも手に取れる安心感があります。どちらも素晴らしいお菓子で、ひよ子というブランドの奥深さを感じました。
違う組み合わせも試してみたいと思います。次は何を選ぼうかな、と考えるだけでもワクワクしてきます。