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心の病気とED

心の病気

心の病気

現代はストレス社会といわれています。誰しも仕事や家庭など日常の生活で何らかのストレスを感じています。しかし、そのストレスが限界を超えてしまうと心の病気を発症してしまうのです。


心の病気には、精神病や神経症、心身症、心因症などが含まれます。専門医に聞くとそれぞれ違うもののようですが、私たち一般人にはその違いはよくわからず、曖昧な印象を持ちます。


心の病気を引き起こすメカニズムはよくわかっていません。しかし、多くの人が心の病気で苦しんでいるのも事実です。今回は、心の病気が原因で発症するEDについて説明します。


心の病気が引き起こすED

EDとは肉体的に異常がないにも関わらず、性行為のときに勃起をしない状態をいいます。EDの患者数は、日本国内だけでも1,000万人以上いると言われていますが、その原因は解明されていません。

心の問題

はっきりとした原因は、わからないものの、心の病気が関与しているのではないかと推察されています。心の病気を引き起こす原因のひとつがストレスです。


何らかのストレスが原因でEDになった場合、そのストレスの元凶を突き止めないと根本的な解決にはなりません。


EDで悩む患者さんが、日常の生活のどこにストレスを感じているのかを探し出すことは容易ではありません。周囲の人も気づかないことが多く、時には患者さん本人でさえ気づいていないことがあるのです。

若い世代のED

男女間の問題

EDと聞くと中高年がかかる病気というイメージがあるのですが、最近は若い年代にも広がりをみせています。心の病気は、中高年も若い人もかかる訳ですから、若年層にEDがみられるのも何ら不思議ではありません。


若い世代のEDは、妻や彼女などパートナーとの関係がうまくいっていないことが原因で起こるケースが多いようです。


情報が溢れている現代では、性に関する情報も容易に入手することができます。余りにも情報が多すぎて何が正しいのか、間違っているのかの判断ができないのでしょう。

・経験の少ない男性が女性をうまくリードできずそのことがトラウマとなり自信を喪失してしまう。
・真面目な性格の男性が、仕事の疲れや緊張から勃起せずに失敗すると、そのことが忘れられず大きなストレスになる。
・子作りのための義務的な性生活。
・夜の営みの中で女性の何気ない一言に傷つき、女性に対して消極的になってしまう。

など、ちょっとしたことが原因でEDを引き起こしてしうまうことがあるのです。


性に関する問題はプライベートなことなので、夫婦間、恋人間で抱え込んでしまいがちです。そのため、他人に相談することができず悩みがより深くなるのです。


朝起きた時に勃起するのであれば器質性のEDではありません。器質性EDとは、体の組織に何らかの異常があるために起こるEDです。


朝は勃起するのに、夜の営みのときになると勃起しないのは機能性EDといわれ、心の病気が原因で起こる勃起不全です。


心の病気が原因で起こるEDを治療するには専門医の診察を受ける必要があります。インターネットなどで検索すると、ED治療に関する様々な情報を入手することができますが、古い情報や間違った情報もたくさん存在します。


EDの治療

専門医のカウンセリング

心の問題は専門家でも治療することが難しいのです。ネットの情報だけで問題が解決することは無いと考えましょう。


ED治療を受けに病院へ行くことを恥ずかしがることはありません。最近は、ED専門の病院や男性スタッフだけの病院も増えています。心の問題は、誰かに悩みを聞いてもらうことで改善することもあります。


心の病気が原因で起こるEDの治療は、専門家のカウンセリングの他に薬の服用も合わせて行います。もちろん薬の服用は根本的な治療ではありません。あくまで症状を和らげるためのものです。


根本的な解決には、EDを引き起こしている心の問題を探り、原因をつきとめることが必要です。性の問題をオープンにすることに抵抗を感じる人が多いのも事実です。


しかし、EDの治療を受けると決めた以上、医師の前では正直に話すことが大切になります。カウンセリングを受けながら、EDを引き起こしている原因を探り、対策を考えていくのです。


信頼できる専門医を見つけることが治療の第一歩です。

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