マニアックな視点から楽しむ、 新幹線の車窓から
東京←→新大阪間の東海道新幹線を、いつも出張等で利用しているビジネスマンの方々だったら、きっとピンとくるでしょう!
この本は、鉄道フォトライターである栗原景氏がおくる、東海道新幹線の車窓から普段何げなく目に写る"不思議な建造物"や、"へんてこりんな看板""歴史的価値観などまったくない残念なお城"などなど...。
追及してみれば意外と面白いビュースポットを、オタッキーかつマニアックな視点から見た、脱力系旅のガイドブックです。
栗原氏が走行中の新幹線(主に"こだま"を利用)の座席から撮った渾身のショットに、ゆるーいけどかなりためになる的確な解説文、さらには一瞬のうちに過ぎ去ってゆく間に、その対象物を確認出来るかの難易度を星印3段階で表記するという徹底ぶり!
個人的には、静岡県袋井市付近に生息する「田んぼの中のかわいい恐竜たち」と滋賀県米原駅付近の「森の中に佇むトトロ」、そして「ビルの谷間からほんの一瞬だけ見えるらしい"名古屋城"」が気になったので、次回乗車する際にはがんばって見つけてみようと思います。