西海岸テイスト満載！サザン．パシフィックの１stアルバム
ドゥ－ビーブラザーズの後期を支えたギタリストJohn McFeeとドラマーのKeith Knudsenを中心とし、さらにソロとしてのリーダーアルバムをリリースした経歴もあるTim Goodmanをヴォ－カルに加え、結成されたサザン．パシフィックのファーストアルバムです。
全編を通して聴くことができる、ドゥ－ビー譲りの爽快かつ美しいハーモニー＋キャッチ－なメロディーラインがとにかく気持ちいい～１枚です。
本作からはエミルー．ハリスをゲストヴォ－カルに迎えたTom Pettyのカヴァ－曲「Think About You」がまず話題を呼び、さらにはJohnとTimの競作による軽快なナンバー「Perfect Stranger」が大ヒットとなり、カントリーチャートで見事第１位を記録しました。
他にもアルバム冒頭を飾るChuck Pyleの「First One To Go」、Rodney Crowell作の「Bluebird Wine」、そして果てはロックバンド、フォリナ－の大ヒット作「4」に収められていた「Luanne」まで、
彼らのフェイバリットナンバーを自由きままに、お気軽感覚のカントリー調アレンジでカヴァ－しています。これぞまさに、ウエストコーストサウンドを長年に渡って土台から支えてきた"名脇役たちの成せる技"と言えるかもしれません。
サザン．パシフィックは、何度かのメンバーチェンジを繰り返しながら、このあとも順調に３枚のアルバムとGreatest Hitsをリリース、８０年代後半のカントリーミュージックシーンを爽やかに駆け抜けていきました。
ちなみにJohnとKeithの２人は、サザン．パシフィックの活動と平行して、何と矢沢永吉のバックバンドの一員としてもたびたび参加し、来日を果たしています。さらにはドゥ－ビーが再結成、活動を再開するたびに何度もメンバーに復帰し、現在に至っています。
アーティスト SOUTHERN PACIFIC ・サザン．パシフィック
タイトル SOUTHERN PACIFIC
リリース 1985
レーベル WARNER BROS．
「春はあけぼの」のフレーズを知っていても、枕草子を読んだことがある方はそう多くはありません。大河ドラマをきっかけに清少納言と枕草子に興味を持つ方が増えると思いますので、3回に分けてお伝えすることにしました。1回目は清少納言の家族と祖先清原氏の話を中心に、枕草子を書くことになったきっかけや「源氏物語」との違い、清少納言と紫式部の関係を特集します。ぜひご覧ください。
