離婚調停を有利に進めるには?
調停委員に対しては丁寧な口調でゆっくり話す
離婚調停を有利に進めていくためには何に注意したらいいのでしょうか?前回は服装での注意点を説明しましたが、今回は話し方についてお話します。
調停での話し方の基本は丁寧な口調で話すことです。特に難しい言葉を使う必要はありません。丁寧にゆっくり話すことを心がけてください。興奮して早口になってしまうと、自分の言いたいことが相手には伝わりません。
離婚調停の調停委員は年配の方が多いので、タメ口はNGです。たとえ調停委員が自分より年下だとしてもタメ口は避けるべきです。
調停を何回か繰り返していくうちに、調停委員と打ちとけて友達のような感覚になることもありますが、調停が終わるまでは気を抜かずに丁寧な口調で話すようにしましょう。
調停委員の話しを遮らない
離婚調停は夫婦間で問題を解決できなかったときに利用するものです。相手に対する怒りや憎しみ、憤り、悲しみなど、さまざまな感情が心の中にたまっています。
つい、自分の感情を抑えきれず、調停委員にぶつけてしまう方もいるようですが、そんなことをしても何の解決にもなりません。悪い印象をもたれるだけなので、調停では相手の言い分もきちんと聞くようにしてください。
調停委員があなたに話しかけている間は、さえぎるようなことをしてはいけません。話しを聞かない人物であると認識されてしまうからです。
きちんと話しを聞いてます!ということを調停委員に伝えるためにも、ときどき相槌を打ちながら最後まで話しを聞くようにしましょう。
もう一度おさらいすると、離婚調停では自分の感情を抑えて冷静な気持ちで臨むことが大切です。
自分が調停委員に話しをするときは、調停委員の目を見てゆっくりと丁寧に話しをします。タメ口は厳禁です。調停委員の話しを聞くときは、相手の目を見て、時々相槌を打ちながら話しを聞きます。
調停委員の話しを途中でさえぎってはいけません。例え自分が納得いかない内容でも最後まで話しを聞きます。調停委員が話し終わってから、納得いかない部分について自分の意見を述べればいいのです。