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漢方薬の効能、漢方医学とは?

近年"未病"という言葉をよく耳にすることがあります。からだのどこかに不調を訴えてはいるものの、それほど重大には感じずに通院せず、そのまま放置してしまっている病気のことを主に指すのですが、


このような大きな病気に進行しかねない不安を抱えて生活を送っている人は、年々増加の一途をたどっているのが現状です。こうした未病にこそ効果絶大なのが漢方薬であり、心身一体の調和という観点から健康に導く療法こそが、漢方の特徴であると言えます。


言うなれば、漢方医学において「心と体」は常に一緒であり、決して別々に分けて考えることは絶対にありえません。漢方薬治療による概念とは、"病気を治す"ということではなく、あくまでもバランスを失った箇所を補うことによって、"元の健全な身体を取り戻す"という点にあるのです。


元来漢方医学の観点は、生命の源であるエネルギーを表す"気"、からだ全体に含まれる水分である"水"、そしてからだを支える血液の"血"、これらを「人の身体を構成する3本柱」と考えており、それぞれの症状にあった生薬をブレンド(調合)し、その失った要素を回復させ治療していくことが基本と言われています。


現代の医学は西洋医学中心に考えられていますが、先に触れた未病という観点から見つめ直してみると盲点だらけであることも事実です。また、副作用の強い薬の投与による治療法など、問題や課題も山積です。


そこで俄然注目を集めたのが中国伝統医学二千年の歴史を持つ漢方薬であり、現代西洋医学とは全く異なる治療法により、その効果、効能が立証されたわけです。では、事項からは具体的にどのような症状に効き目があるのか? 調べてみることにしましょう。

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