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報告連絡相談は本当に必要?

報告連絡相談 おすすめ本

報告連絡相談は責任逃れ!


「報告」「連絡」「相談」を意味するホウ・レン・ソウは弊害のほうが大きいと、私は思っています。なぜなら、「方針を明確にできない上司の責任逃れ」と「手段を自ら決めて実行できない部下の責任逃れ」に他ならないからです。


というのは、報告、連絡、相談をするということは、自分の責任をすべて他の人におっかぶせることだからです。つまり、責任逃れのためにホウレンソウをしておくわけです。


ホウレンソウをしておけば、後は何ひとつ自分で考えなくていい場合もある。それでは上司も部下も伸びません。


細かな報告が一つひとつ上に上がってくる。一見、意思疎通のしっかりした立派な組織に思えるかもしれません。しかし、それは「誰も自らの責任で決定できていない」証拠。決して強い組織ではありません。


それに、上席者たちが「内部の仕事」に忙殺されるという点も問題です。成果に結びつく仕事へ回すべき時間を、成果にならない内輪の仕事のために使っているということです。


戦闘力のある組織というものは、個々が判断し、個々が勝負をしている組織です。サッカーだって、個々に能力があれば強い集団が作れます。ですから、私は常日頃、「我社ではホウレンソウではなく、"なんでもプロジェクト主義"」と言っています。


一人ひとりにプロジェクト計画書を作成させて目標、方針、手段、実施項目、期間を明確にし、それで進んでいるようなら、何も口を出さないようにしています。


もちろん、その計画書どおりに全部が全部うまくいくはずはありません。私が判断を下さなくてはならないケースは出てきます。


しかし、ホウレンソウをなくしたことで、社員の力は格段に上がり、私が「内部のつまらない仕事」に忙殺されることも少なくなったのです。


組織の成長は、ホウレンソウのない低レベル組織→ホウレンソウでよくなった組織→ホウレンソウをしなくてもよい組織と、らせん階段のように上昇していくべきです。・・・ここから先は「週1出社で年収8000万円!儲ける社長の「頭の中」」をお読みください。


おすすめ度☆☆☆☆

「報告」「連絡」「相談」いわゆる「ホウレンソウ」は多くの企業で採用されているシステムです。私が勤めていた職場でも「知っていて当たり前!」みたいな雰囲気がありました。


報告連絡相談の他に「3S」や「5S」もよく使われています。3Sは整理、整頓、清掃のことで、5Sは整理、整頓、清掃、清潔、躾を意味します。「ヒヤリ・ハット」なんていうものもありますね。


日常の業務で「ひやり」したり「はっと」したことを報告することで、重大な事故が起こる可能性を未然に防ごうとする取組みです。


「3S」や「5S」「ヒヤリ・ハット」は製造業の場でよく使われていますが、報告連絡相談はどの業種でも採用されています。


多くの企業で当たり前のように行っている報告連絡相談ですが、確かに「報告」「連絡」「相談」さえしておけば「何となく安心!」と考えてしまいます。


細かな報告が逐一入ることで、仕事の進行具合や問題点を把握することができるというメリットはありますが、指摘されているように、「自分の責任で行動することができない」社員を増やすことになりかねないというデメリットもあります。


これまで「ホウレンソウ」のメリットばかりが注目されていましたが、デメリットがあるということも意識して、今後は対策をしていく必要があると感じました。


今回紹介している「週1出社で年収8000万円!儲ける社長の頭の中」では、会社を成長させるため、売上を上げるための様々な方法を紹介しています。


本を読み進めていくと「人を育てることが会社を成長させる」という考えが著者の根底にあることがわかります。


リーダーは目標と方針を明確にする。そして、手段は任せる。部下を成長させるには自分で考えるクセをつけさせる必要があり、そのためには手取り足取り指示を出してはいけないのだそうです。


自分の力だけが頼りになると、自ずとあまり意識していなかったお金の使い方やコストに対しても神経を使うようになるとのこと。


また、部下に成功習慣をつけさせることが大切で、そのためには部下の実力に応じて道を作ってやる工夫をするのが上司の仕事だと言っています。成功体験を積み重ねると、部下は自ずと成長し、自ら成果を求める社員に育っていきます。


ひとりひとりの社員を鍛え、成長させるための仕組みをづくりを説明しながら、著者の経験から得られたビジネスのアイデアやノウハウをプラスしている。そんな感じの書籍です。

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